いらなくなった内装を資産に!オフィスを“居抜き”で手放すという発想

こだわりの内装、丁寧に選んだ什器、チームの成長を支えてきた空間。
オフィスを移転するとなったとき、それらすべてを“壊して返す”のが当たり前だと思っていませんか?

もし、その空間自体に価値があるとしたら?
今回は、オフィスを「居抜き」で引き継ぐという新しい発想についてご紹介します。


オフィスの内装は、ただのコスト?

多くの企業が、入居時に多くのコストと時間をかけてオフィス内装を整えています。

  • チームの働き方に合わせた間取り設計
  • 打ち合わせがしやすい会議室やフリースペース
  • ブランドイメージを反映した受付や造作壁
  • 快適な照明・空調・什器の配置

これらは決して無駄ではありません。企業のカルチャーを表現し、メンバーの働くモチベーションを支える“空間資産”です。

にもかかわらず、退去時にはそれをすべて解体し、スケルトン状態に戻すのが一般的。
つまり、せっかくの空間資産を「ゼロ」にして返すというのが現状です。


「もったいない」から始まる、居抜きという選択

そこで注目されているのが、「居抜き退去」という方法。
これは、現在のオフィス内装・設備を次の入居者にそのまま引き継ぐ形で退去する仕組みです。

居抜き退去のメリット

退去側(あなた)入居側(次のテナント)
原状回復費用を削減できる初期費用・工事がほぼ不要
造作・什器を有効活用すぐに入居・業務開始できる
廃棄物・解体が不要すでに使いやすい設計を活用可能
環境負荷も減らせるデザイン性のある内装をそのまま使用可能

「そのまま使えるならありがたい」というテナントは多く、特に以下のような層にニーズがあります:

  • スタートアップや小規模チームで、内装に手間をかけられない
  • セカンドオフィスとして“雰囲気のある”空間を探している
  • イベントや撮影用の拠点として、即入居・即稼働したい企業

実際に内装を引き継いだ事例

Case:アパレル系D2C企業(原宿)

こだわりのヴィンテージ什器と打ちっぱなしの壁が印象的なオフィス。
退去予定が出たタイミングで居抜き退去支援サービスを利用し、
空間の魅力をそのまま記事化・写真で発信。

約3週間で次の入居者が決まり、原状回復費用ゼロ・什器も一部買い取りで譲渡。
「壊さなくて本当に良かった」との声も。


オフィスにも「二次流通」という考え方を

家具や家電に中古市場があるように、オフィス空間にも“次の使い手”がいます。
つまり、「今ある内装=資産」として捉え、適切に引き継ぐことで価値を循環させることができるのです。

これは単なる節約術ではなく、サステナブルな働き方や空間の使い方を体現する行動でもあります。


居抜き退去支援サービスでできること

私たちは、居抜きオフィスを「魅力ある物件」として次の入居者に届けるお手伝いをしています。

サポート内容:

  • 写真撮影・取材・物件記事化
  • WEB・SNSでのプロモーション
  • 入居希望者の内見対応
  • オーナー・管理会社との条件調整
  • 引き渡し・契約時のサポート

空間の価値を正しく伝えることで、あなたの内装が「次の誰かにとっての理想のオフィス」になる可能性を広げます。


まとめ|壊す前に、一度相談を

退去時、ただ「原状回復するもの」と決めつけるのはもう時代遅れかもしれません。
これを実現するためには契約書の内容と不動産会社次第です。

  • オフィスの内装は「資産」になる
  • 次の入居者とマッチすれば、原状回復せずに手放すことができる
  • 居抜き退去は、経済的にも、時間的にも、環境的にもやさしい選択肢

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